連合会便り 常北連合会(平静千葉地区連盟)

(イラスト/わたなべ ふみ)
日本鳩レース協会は、連合会員と賛助会員の2種類の会員で構成されています。個人で種鳩を飼育し、国際委託鳩舎に選手鳩のヒナを預けて委託レースを行う賛助会員に対して、連合会員は各連合会に所属し、種鳩及び選手鳩を飼育・調教しており、国際委託鳩舎での委託レースはもちろん、自らの鳩舎で各団体が主催する鳩レースに参加できます。連合会は、レース鳩の飼育者、またはレース鳩の関心を持つ方々が組織する25名以上の団体で、年の作出羽数が500羽以上あることが条件。連合会は全国各地にあり、現在は約1万人の会員数が、レース鳩の飼育・調教とレースを楽しんでいます。当協会では随時、連合会員、賛助会員の入会を募集しております。

《連合会の構成》

発足年は平成21年。最大連合会員数は平成26年当時で25名。

《地形・帰還コースの特色》

当連合会は内陸部に位置しており、どのような帰還コースを取るかによってレース結果が大きく左右されます。海岸コースを取ると、大きく回り込んで帰還する形となり、当地では勝負になりません。そのため、会員の多くは短・中距離レースよりも長距離レース志向となっています。

《強豪と飛び筋》

当連合会の会員は地理的条件から、種鳩導入に関しても、長距離系を入手する会員が多くなっています。ダーネンス、フェルハイエ、ヤンセン、ジノ・クリケなどを使用しています。強豪鳩舎としては、昨年に地区N・グランプリで総合優勝、東日本CH連盟優勝を獲得している大澤ファミリーロフトが挙げられます。その他、14年日本エースピジョン賞全国1位を獲得した鈴木明夫鳩舎、15年ジャパンカップ連盟優勝の伊藤庄吉鳩舎、17年ジャパンカップ総合優勝獲得の宮崎 晃鳩舎なども実力鳩舎です。

《歴史と特徴》

当連合会は地元の市議会議員が名誉顧問を務めるなど、地域の方々のご理解を得て運営しています。また鳩レースは趣味の世界のため、会員全員が「明るく楽しく」をモットーとしています。

《地元のお国自慢》

鳩レース以外の趣味を持つ会員としては、長妻 孝鳩舎がいます。過去には犬(シェパード)やバラの品評会で共に全国区クラスの実績を持つ達人です。現在はメダカの品種改良に成功し、お店を開業しています。また名所としては「一言主神社」(注1)や「吉野公園」(注2)があります。

 

注1=「一言主神社」(ひとことぬしじんじゃ)は、茨城県常総市にある神社で、「一言明神」(ひとことみょうじん)ともいいます。正月3が日には例年15万人の参拝客が訪れる、茨城県西地域有数の初詣スポットです。福の神としてのほか、商売・災禍・農作・縁結び・平和の神といわれ、たった一言の願い事であっても聞き入れてもらえるという言い伝えがあります。一生に一度だけご利益を得られるという信仰もあり、非常時に家族が神社を訪れて祈願すると伝統もあります。
注2=「吉野公園」は茨城県常総市にある公園。水面積5万平方メートル、周囲4キロメートルという小貝川の旧河道を利用して作られた全国でも珍しい市営のへら釣り場があり、桜の名所としても知られています。

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