連合会便り「苫小牧連合会」(北海道北部地区連盟)

(イラスト/わたなべ ふみ)
日本鳩レース協会は、連合会員と賛助会員の2種類の会員で構成されています。個人で種鳩を飼育し、国際委託鳩舎に選手鳩のヒナを預けて委託レースを行う賛助会員に対して、連合会員は各連合会に所属し、種鳩及び選手鳩を飼育・調教しており、国際委託鳩舎での委託レースはもちろん、自らの鳩舎で各団体が主催する鳩レースに参加できます。連合会は、レース鳩の飼育者、またはレース鳩の関心を持つ方々が組織する25名以上の団体で、年の作出羽数が500羽以上あることが条件。連合会は全国各地にあり、現在は約1万人の会員数が、レース鳩の飼育・調教とレースを楽しんでいます。当協会では随時、連合会員、賛助会員の入会を募集しております。

《連合会の構成》

発足年は昭和46年。最大連合会員数は、昭和58年当時で28名。現在の会員数は25名。

《地形・帰還コースの特色》

当連合会は、北海道苫小牧市、恵庭市、白老郡、勇払郡にて鳩舎を構える会員を中心に構成されています。コースは西コース。日本海側ルートを帰還するコースでレースを行っています。

《強豪と飛び筋》

連合会の強豪としては、菅原正良鳩舎、松本吉弘鳩舎があげられます。飛び筋は、様々な系統が飛んでいるので、特定の系統に絞ることは難しいです。

《歴史や特徴》

当連合会は元々、苫小牧連合会と樽前連合会が合併する形で出来上がりました。

《地元のお国自慢》

地元の名所としては、「樽前山」(注1)や「ウトナイ湖」(注2)があります。また、施設では「苫小牧市科学センター」(注3)、「緑ヶ丘公園展望台」(注4)など。なお、名物では「苫小牧ホッキカレー」(注5)が有名です。

注1=「樽前山」は、苫小牧市の北西部、支笏湖の南に位置する活火山。標高は最高点1,041m、東山で1,022m、西山で994m。支笏洞爺国立公園に属します。山名は、アイヌ語で川岸の高いところという意味の「タオロマイ」を由来としており、江戸時代から近年まで30回余り噴火しています。
注2=「ウトナイ湖」は、北海道苫小牧市の東部にある淡水湖で、ウトナイト、ウトナイ沼などとも呼ばれています。同湖では、タヌキモやヒシなどの水生植物群落が見られ、周辺にはマコモやヨシの群落、ハンノキ林が広がります。また、マガンやハクチョウなどの渡り鳥の中継地ともなっており、250種以上の鳥類が確認されています。1981年に日本初のバードサンクチュアリに指定され、翌年には鳥獣保護区に指定されました。
注3=「苫小牧市科学センター」は、苫小牧市にある天文学系博物館。館内には、世界に1機しか存在しない旧ソ連宇宙ステーション・ミールの予備機を展示しており、実験室や無動対応トイレなど、ミールの内部を見学できるほか、プラネタリウムも無料で観覧できます。
注4=「緑ヶ丘公園展望台」は、苫小牧市街地北部の高台にある87.2haの広大な緑ヶ丘公園の頂上広場に建つ展望台。市制50周年を記念して、平成10年に完成しました。エレベーターで上る展望室は地上21.1m、海抜56m(苫小牧市役所の展望回廊より5.5m高い)に位置し、広大な勇払原野、太平洋、樽前山と山麓の樹海、四季折々の市内や樽前山を一望できます。

前へ

連載2-27、交配について 十五

次へ

連合会便り「北つくば連合会」(つくばね地区連盟)