趣味のピジョンスポーツ 第8回「職場で出会ったピジョンライフ」永田幸枝鳩舎

写真右が永田幸枝さん。16年秋Rg総合優勝‶ルーシー〟を手に。左は村瀬正成さん。共に東海連合会所属
鳩レースを行う愛鳩家は中高年の男性が中心ですが、中には女性や若い方々、またご高齢の方、家族で楽しんでいらっしゃる方々もいらっしゃいます。このカテゴリは、鳩レースを楽しむ「ヤング&ウーマン」、「シルバー&ファミリー」の皆さんに、レース鳩の魅力について伺っていきます。今回、ご紹介するのは、東海地方にお住いの永田幸枝さん(38歳)。幼い頃から自然と動植物を愛する彼女は現在、環境調査関連の会社にお勤めされています。忙しい日々の‶仕事〟と鳩飼育に手間の掛かる‶ピジョンライフ〟を両立させるのは大変なことですが、そこにはある秘密がありました…。

昨年(2016年)、東海地区連盟の春季Rgと秋季RgのRgダブル制覇を果たしたのが、東海連合会所属の永田幸枝さんです。鳩レース界では珍しい女性レースマンで、しかも鳩歴はわずか6年というから驚きの好成績!年齢も38歳で、業界では若年層にあたります。そのような中、メキメキと頭角を現している彼女の力の源(みなもと)は一体どこにあるのでしょうか…。

永田さんは、幼い頃から幼馴染の友達がいる村瀬正成さん(現・東海連合会)のお宅に出入りしていました。成長してからは、自然や動植物が好きだったこともあって、その村瀬さんが経営する自然環境調査の仕事に就くことになりました。ここでの鳩との出会いが、ピジョンライフに飛び込むきっかけとなります。

団塊の世代である村瀬さんは、子供の頃に‶第1次鳩ブーム〟を経験。仕事の関係で鳩飼育を中断されましたが、地元の鳩仲間とは幼馴染の関係で、鳩レースが身近にある環境でした。そして約6年前に一念発起!会社に隣接した土地に、鳩舎を建てレースを再開されたのです。

さて元々、動物好きだった永田さんは、勤め先の隣に鳩小屋ができたことで、暇があれば鳩を観察。何百キロも離れた場所から鳩舎に帰ってくる鳩の愛らしさに魅了された永田さんは、村瀬さんの誘いもあり、同鳩舎を分有して鳩レースを始めます。それからというもの、朝夕の舎外、鳩舎掃除、給餌、鳩の健康管理と、飼育管理のため、目まぐるしい日々を送るようになりました。

「遠い場所から‶我が家〟へ帰ってくる鳩の姿に感動!最初は鳩を掴むこともできませんでしたが、すぐに慣れました。日頃の管理では、鳩をリラックスさせることを心掛けています。例えば、声を掛けながら鳩舎に入るとか、鳩舎内では身を屈めてゆっくりと動くとか。とにかく鳩が可愛いですね。仕事中にも時間があれば、鳩をチェックします。もちろん、所長(村瀬さん)も公認ですよ(笑)」(永田さん)

現在、レースは永田さん、村瀬さんの各々が独立して登録・参加されていますが、飼育は共同管理。村瀬さんが鳩舎全体の統括、永田さんが鳩一羽一羽のコンディション作りを行っています。いわば、村瀬さんがチームの監督、永田さんがコーチといった関係でしょうか。アスリートであるレース鳩を二人三脚で育て上げ、鳩レースを楽しんでいらっしゃいます。

今春(2017年)のRgでも総合8位と、昨年に続き好調をキープしている永田さん。連合会の仲間達からも「鳩を見る目がある」と評判の彼女に鳩レースの魅力を伺うと…。

「鳩レースは、鳩達にとって大変な苦労をさせていると感じる一方、頑張って帰ってくれる姿を見ると嬉しくなります。もはや、私にとってレース鳩は子供のようなものですね」

愛する我が子(鳩)を育て上げ、厳しい旅(レース)に送り出す。この思いが、永田さんのピジョンライフを充実させているのでしょう。

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