連合会便り 郡山連合会(福島中地区連盟)
《連合会の構成》
発足年は昭和45年。最大会員数は平成12年頃で70名、現在は40名。
《地形・帰還コースの特色》
当連合会は、ほとんどの会員が福島県郡山市に在住し、レースを楽しんでいます。福島中通りの中部に位置しており、地形は奥羽山脈や阿武隈高地といった山々に囲まれており、盆地に近い形。レースは西コースで行っています。帰還コースとしては栃木県の那須連峰を通る山間コースを取ることが多く、こちらは猛禽類が非常に繁殖している地域となるため、帰還率は厳しいものがあります。一方、太平洋側コースを取った場合、ぐるりと旋回する形となるため、分速が出ず、連盟での上位入賞は厳しくなります。
《強豪と飛び筋》
当連合会の強豪鳩舎としては、長距離が得意な鳩舎が挙げられます。900Kでの上位入賞を得意とする安斉司郎鳩舎や東北南部GN総合優勝の経歴を持つ影山幸夫鳩舎、近年では昨秋にRg400K総合優勝を獲得した七海八郎鳩舎といったところ。また飛び筋は、定番のヤンセン系の他、デボス系、ファンブリアーナ系など長距離系が目立ちます。
《歴史と特徴》
連合会のモットーは「楽しく、安全なレース」。コロナ禍前には、総合優勝鳩舎が出た場合、連合会主催によりシーズン終了後に祝勝会も開催していました。現在は、コロナ禍での感染症対策として5クラブが時間差を付けて持ち寄るなど、しっかりした感染対策をしています。今後も、人も鳩も感染症に気を付け、健康で楽しいレースができるよう、心がけていきます。
《地元のお国自慢》
当地には県のシンボルでもある「猪苗代湖」(注1)があります。また、那須火山帯の恵みを受け、萩姫ゆかりの「磐悌熱海温泉」の他、温泉が多数湧き出ています。さらに「楽都こおりやま」をキャッチフレーズに、合唱奏など全国トップレベルの学校を多数輩出しています。その他、郷土玩具の観光地である「高柴デコ屋敷」(注2)があります。
なお名物としては、和菓子の「薄皮饅頭」、洋菓子の「ままどおる」などがあります。