連合会便り 鹿児島連合会(南九州地区連盟)

(イラスト/わたなべ ふみ)
日本鳩レース協会は、連合会員と賛助会員の2種類の会員で構成されています。個人で種鳩を飼育し、国際委託鳩舎に選手鳩のヒナを預けて委託レースを行う賛助会員に対して、連合会員は各連合会に所属し、種鳩及び選手鳩を飼育・調教しており、国際委託鳩舎での委託レースはもちろん、自らの鳩舎で各団体が主催する鳩レースに参加できます。連合会は、レース鳩の飼育者、またはレース鳩の関心を持つ方々が組織する25名以上の団体で、年の作出羽数が500羽以上あることが条件。連合会は全国各地にあり、現在は約1万人の会員数が、レース鳩の飼育・調教とレースを楽しんでいます。当協会では随時、連合会員、賛助会員の入会を募集しております。

《連合会の構成》

発足年は平成30年。現在。会員26名。

平成30年1月に開催された鹿児島連合会の発会式

《地形・帰還コースの特色》

当連合会は、九州南部にある鹿児島県鹿児島市を中心に、枕崎市、姶良市、鹿屋市などに会員が在住しています。レースにおける帰還コースは、宮崎県との県境を通過後、鹿児島湾を挟んで薩摩半島(鹿児島市方面)と大隅半島(鹿屋市方面)へ、鳩群が分かれて鳩舎に向かわなければなりません。近年は300K(愛媛県今治市、広島県広島市より放鳩)以降のレースでは、瀬戸内海から豊後水道の海峡を抜けなければならず、最大に難所となっています。

《強豪鳩舎と飛び筋》

当連合会の強豪は、下田勝幸鳩舎。全会員が同鳩舎を目標に頑張っています。また飛び筋としては、岩田系、サウスウェル系、アダムス系の下田長距離系が活躍しています。

《歴史と特徴》

当連合会は一昨年に発足したばかり。会員全員が楽しくレースができ、1羽でも多くの帰還ができるようなレース運営を行い、新人会員へのアドバイスや援助を惜しまず、鳩仲間を増やしていきたいと思っています。またレース3年目となる今年、連合会としてしっかりと結果が残せるよう、全員で頑張っていきたいと思っています。

《地元のお国自慢》

当地の名所としては、県の中心にあり活発な活動を続ける「桜島」(注1)、霧島・指宿の温泉郷があります。こちらは、県民のオアシスとして親しまれています。また名産には、「黒豚」、「黒毛和牛」、そして「薩摩焼酎」(注2)があります。

 

注1=「桜島」は日本の九州南部、鹿児島県の鹿児島湾(錦江湾)にある東西約12km、南北約10 km、周囲約55 km、面積約77平方キロメートルの活火山です。かつては島でしたが、1914年(大正3年)の噴火により、鹿児島市の対岸の大隅半島と陸続きとなりました。日本の火山の中では比較的新しい火山で、有史以来頻繁に繰り返してきた噴火の記録も多く、現在もなお活発な活動を続けています。海の中にそびえるその山容は異彩を放っており、鹿児島のシンボルの一つとされており、観光地としても知られています。
注2=「薩摩焼酎」は、ワインでいうボルドーやウイスキーでいうスコッチのように、WTO(世界貿易機関)の協定に基づく産地指定銘柄の1つで、焼酎のブランド銘柄です。特徴としては、原料にすべて鹿児島県産のさつま芋と水、米麹または芋麹を使用し、鹿児島県内で作られ、単式蒸留器で蒸留していることがあります。味には独特なコクと適度な甘みがあり、全国の左党に人気を誇っています。

前へ

北陸中日新聞が国際委託鳩舎レースを取材

次へ

千翔会が社会福祉協議会に寄付