連合会便り 佐世保連合会(筑後地区連盟)
《連合会の構成》
発足年は平成20年。最大連合会員数は平成22年当時で25名。現在の会員数も25名。
佐世保連合会の皆さん
《地形・帰還コースの特色》
当連合会は、九州ブロック5連盟の中でも最西端の筑後連盟に所属し、さらに連盟内でも最長距離地帯にあたります。長崎県佐世保市に事務所を構えていますが、県内に幅広く会員が在住しています。地形的には、県北地域の群島・九十九島(西海国立公園)から長崎市内へと南東に長く伸びた陸地が続きます。連合会内の距離差は約70キロになります。
帰還コースは2通りが考えられます。東よりの追い風の場合、日本海側から山口県山口市へ抜け、大分県大分市から九州の内陸部を通るケースと日本海から福岡県北九州市から福岡市へ海岸線を通るケースの2つが考えられ、このどちらも高分速が望めます。逆に西寄りの風の場合、広島市及び山口市経由で福岡市内を通ると思われ、帰還率・成績共に渋い展開になりがちです。連合会としては、天候に左右されない鳩質を目標に作出に励んでいます。
《強豪鳩舎と飛び筋》
1970年代から80年代にかけて長距離で活躍していた地元の飛び筋やヤンセン系が飛び筋といえます。代表鳩としては、田代房安鳩舎が作翔した「GCHグランドつくも号」(1200Kレース5回飛翔)です。強豪鳩舎は、連合会で一番熱心にレースに向き合っている古賀俊弘鳩舎が挙げられます。昨秋はRg500K総合2位を獲得しています。これは連合会が発足してから4回目の総合優勝。過去の総合優勝は13年秋300K・松永幸夫鳩舎、15年秋菊花賞・辻丸 学&早苗鳩舎、16年秋300K・清松信士鳩舎です。
《歴史と特徴》
当連合会は、発足から短いですが旧連合会からは55年の歴史があります。モットーとしては、互いを尊重し理解を深め、協調相助の精神を持ち、レースを楽しむことです。
《地元のお国自慢》
当地は港町であり、長崎港や佐世保港には海外からの旅客船(注1)が入港し、外国人も多く来訪します。長崎市では「長崎ランタンフェスティバル」、「精霊流し」、「長崎くんち」といったお祭りが有名で、期間中は大いに賑わいます。また「軍艦島(端島)」(注2)、「ハウステンボス」(注3)といった観光地も知られています。