連合会便り 日東連合会(北関東地区連盟)
日本鳩レース協会は、連合会員と賛助会員の2種類の会員で構成されています。個人で種鳩を飼育し、国際委託鳩舎に選手鳩のヒナを預けて委託レースを行う賛助会員に対して、連合会員は各連合会に所属し、種鳩及び選手鳩を飼育・調教しており、国際委託鳩舎での委託レースはもちろん、自らの鳩舎で各団体が主催する鳩レースに参加できます。連合会は、レース鳩の飼育者、またはレース鳩の関心を持つ方々が組織する25名以上の団体で、年の作出羽数が500羽以上あることが条件。連合会は全国各地にあり、現在は約1万人の会員数が、レース鳩の飼育・調教とレースを楽しんでいます。当協会では随時、連合会員、賛助会員の入会を募集しております。
《連合会の構成》
発足年は平成15年。最大連合会員数は、発足当時で30名になります。
《地形・帰還コースの特色》
当連合会は、茨城県日立市、那珂市といった地域に会員が在住しています。関東平野から北に5キロほど離れた地域で、すぐ側に福島の阿武隈山地などの山間部があります。このため、短距離の200Kまでが「鬼門のレース」となっています。
中・長距離の帰還コースとしては、3年ほど前まで海岸線沿いを飛んでいたようですが、最近では、短距離と同じく山間部を通る内陸コースを飛んでいるようです。理由は、海岸線に猛禽類の巣が増えたことが考えられますが、詳細は不明です。そのため、中距離以降も帰還率が急落し、会員の悩みの種となっています。
《強豪と飛び筋》
系統は欧州輸入系を中心に、会員各自が様々なラインを導入しているようです。しかしながら、昨今の帰還率の低下は、輸入系でスピード系に特化し、粘りを持つ在来系を使わなくなったことにも、一因があるのではないかとも思います。
強豪鳩舎としては、過去に東日本CH900K総合3位を始め、今年のRg総合優勝も獲得した山田真澄鳩舎、中距離で強みを見せる加藤洋治鳩舎が挙げられます。
《歴史と特徴》
当連合会は、日立第一連合会を前身として発足しました。設立以来のモットーは「みんなで仲良く」。また秋春のシーズンの各2回の連合会訓練を実施しています。
《地元のお国自慢》
当地の名所では、霊山である「御岩神社」(注1)、動物園やレジャーランドが併設されている「日立市かみね公園」(注2)があります。