「2023年度 伊賀オリエンタルカップ500K」開催!

国際委託鳩舎レースでは、当協会が運営する2つの鳩舎(八郷鳩舎=茨城県石岡市、伊賀鳩舎=三重県伊賀市)にて、全国の会員の方から委託されたレース鳩のヒナを育てて(飼育・調教・訓練)、複数回の鳩レースを行っています。鳩の帰還コースは、八郷鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離900Kキロで北海道汐見から茨城県まで)、伊賀鳩舎が秋と春に北コースで6レース(最長距離600キロで秋田県小砂川から三重県まで/併催2レース)を実施しています。元来、鳩レースを行うのは、費用と手間のかかるもの。それを「ヒナの段階まででレースを楽しめる」という手軽さもあって、現在では毎年1万羽近くの応募があり、ヒナ鳩を預けるために抽選を行わなければならないほど、人気を博しています。

2023年度伊賀国際委託鳩舎シリーズ「オリエンタルカップ500Kレース」が、3月15日(水)に開催されました。

前レース「国際親善鳩レース大会400K」から15日間のインターバル。放鳩地は、新潟県村上市、実距離は 476.736キロメートル。参加177羽のレーサー達は、午前6時30分に放鳩されました。

レーサーが伊賀上空に姿を現したのは、午後1時30分前。優勝を獲得したのは、新中日本連合会が委託した「22SA04435」。記録時刻は13時28分51秒8、優勝分速は1138.202メートルでした。第2位には、森 拓磨委託の「22YT00014」が入賞。第3位には、ニュー東京連合会が委託した「22MM02278」が入賞しています。上位に優入賞された皆さん、誠におめでとうございました。なお、ベストテンの序列は、以下の通り。

結果は、記録範囲内帰還の2日目までに80羽、後日帰還が7羽でした。

次は最終レースとなる「国際チャンピオン700K」。有終の美を期待しましょう!

伊賀・国際親善鳩レース大会400Kベストテン序列

順位 鳩舎名 鳩番号 記録時間 分速 所属
1位
新中日本連合会
22SA04435
13:28:51.8
1138.202
 
2位
森  拓磨
22YT00014 
13:31:37.8
1130.733
 
3位
ニュー東京連合会
22MM02278
13:34:57.8
1130.733
 
4位
静岡県連合会
22PA01938
13:37:40.8
1114.737
 
5位
なにわ連合会
22XA12917
13:37:42.8
1114.650
 
6位
土佐連合会
22WZ03564
13:37:44.2
1114.564
 
7位
三重第三連合会
22SB04340
13:45:40.2
1094.268
 
8位
八田  伸
22LB07305
13:45:43.2
1094.142
 
9位
関西連合会
22XA02354
13:45:46.6
1094.017
 
10位
阿波連合会
22WZ01488 
13:46:13.1
1092.888
 

優勝鳩の血統

22SA04435 BC 徳田秀三鳩舎 作出 新中日本連合会 委託
*サクセス200K連合会21位、連合会対抗300K53位、国際親善400K50位 他

 
祖父
19SA00899 BC 伊東正徳 作 17SA03223 BCP 伊東 作 秋Rg総合優勝
異母兄弟/Rg総合13位
異父兄弟/GP総合3位
祖母
16SA06873 BC 伊東 作
春ダービー総合3位
兄弟/200K総合8位、Rg総合14位
祖父
徳田秀三 作 
Rg総合400Kケガで帰還後種鳩
15HA03051 BC 一文字ロフト 作
全兄弟/八郷オリエンタルC700K3位
“バルセロナ・ランボー”、“バルセロナ・アナ”、“モーゼ”各孫
祖母
11LH05310 PB SONOロフト 作
直仔/東日本稚内GN1100K連盟7位・総合56位
“ドン・ビトー”、“バルセロナ・キング”各孫

前へ

連載3-12、日本鳩レース界の歴史

次へ

「2023年度 伊賀国際チャンピオン700K」開催!