2025年度「 伊賀オリエンタルカップ700K」開催!

「2025年度 伊賀オリエンタルカップ700K」放鳩地の風景
国際委託鳩舎レースでは、当協会が運営する2つの鳩舎(八郷鳩舎=茨城県石岡市、伊賀鳩舎=三重県伊賀市)にて、全国の会員の方から委託されたレース鳩のヒナを育てて(飼育・調教・訓練)、複数回の鳩レースを行っています。鳩の帰還コースは、八郷鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離900Kキロで北海道汐見から茨城県まで)、伊賀鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離1000キロで北海道余市から三重県まで/併催2レース)を実施しています。元来、鳩レースを行うのは、費用と手間のかかるもの。それを「ヒナの段階まででレースを楽しめる」という手軽さもあって、現在では毎年1万羽近くの応募があり、ヒナ鳩を預けるために抽選を行わなければならないほど、人気を博しています。

2025年度伊賀国際委託鳩舎シリーズ「オリエンタルカップ700Kレース」が、4月9日(水)に開催されました。

前レース「国際親善鳩レース大会500K」から16日間のインターバル。放鳩地は、秋田県能代市、実距離は 686.343キロメートル。参加25羽のレーサー達は、午前7時30分に放鳩されました。

同レースは伊賀鳩舎の他、三重連盟、東海連盟、濃尾連盟の3連盟との合同放鳩で開催されています。

4/9午前9時の天気図
4/10午前6時の天気図

持ち寄りは4月7日の午後4時頃からに行われ、輸送経路は午後7時頃から三重県松坂市、津市、鈴鹿市、桑名市で三重連盟のレーサー、愛知県蟹江市で東海連盟のレーサー、一宮市で濃尾連盟のレーサーをそれぞれ積み込み、深夜12時30分頃に放鳩地を目指して出発しました。

 
 
持ち寄りの模様

放鳩地に到着したのは、翌日4月8日の午後1時頃。この日、2度の給餌を行い、4月9日朝に放鳩という運びになっています。

放鳩地の風景

同レースは、残念ながら当日帰還はなし。レーサーが伊賀上空に姿を現したのは、翌10日の朝の事でした。優勝を獲得したのは、杉岡誠三鳩舎(京都雅)が委託した「24XA04603」。分速は889.410mでした。また第2位には、成田連合会委託の「24LK10731」、第3位には、坂本幸也鳩舎(賛助会員)の「24DA02344」が入賞しています。
4日目までの記録羽数は、7羽でした。

上位に優入賞された皆さん、誠におめでとうございました。

伊賀・オリエンタルカップレース大会700Kベストテン序列

順位 鳩舎名 鳩番号 記録時間 分速 所属
1位 杉岡 誠三 24XA04603   889.410 京都雅
2位 成田連合会 24LK10731   859.900 成田
3位 坂本 幸也 24DA02344   854.546 賛助会員
4位 下田 勝幸 24YX02938   831.779 鹿児島
5位 土佐連合会 24WZ04757   766.593 土佐
6位 坂本 幸也 24DA02348   691.401 賛助会員
7位 成田連合会 24LK10735   447.328 成田
8位          
9位          
10位          

優勝鳩の血統

※しばらくお待ちください。

 
祖父
   
祖母
 
祖父
   
祖母
 
第2位「24LK10731」
第3位「24DA02344」

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