2020年度 「八郷国際ダービー400K」開催!

国際委託鳩舎レースでは、当協会が運営する2つの鳩舎(八郷鳩舎=茨城県石岡市、伊賀鳩舎=三重県伊賀市)にて、全国の会員の方から委託されたレース鳩のヒナを育てて(飼育・調教・訓練)、複数回の鳩レースを行っています。鳩の帰還コースは、八郷鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離900Kキロで北海道汐見から茨城県まで)、伊賀鳩舎が秋と春に北コースで6レース(最長距離600キロで秋田県小砂川から三重県まで/併催2レース)を実施しています。元来、鳩レースを行うのは、費用と手間のかかるもの。それを「ヒナの段階まででレースを楽しめる」という手軽さもあって、現在では毎年1万羽近くの応募があり、ヒナ鳩を預けるために抽選を行わなければならないほど、人気を博しています。
八郷国際委託鳩舎シリーズの春季第3戦、「八郷国際ダービー400K」が、3月3日(火)に開催されました。
前レース「国際ウィナー300K」から11日間のインターバルを置き、コンディションを整えたレーサー達は、放鳩地・岩手県盛岡市から八郷の空を目指します。放鳩時間は午前7時15分、参加1312羽が一斉に放たれました。

持ち寄りの様子
八郷の空にトップ鳩が姿を現したのは、正午過ぎ。優勝を獲得したのは、守屋千賀子鳩舎(足立)委託の「19MA06514」。記録時刻は12時18分36秒7、優勝分速は1306.472メートルでした。続いて、第2位に入賞したのが、福井幸治鳩舎(賛助会員)委託「19DA16297」、第3位は時田 等鳩舎(木更津東)委託「19LB08656」となっています。

レーサー達の帰還シーン

入舎シーン
今レースでは、日の入りまでの当日帰還は653羽。記録範囲内である翌日までに724羽が帰還しています。
次からは、いよいよ八郷のメイン3レース。メインの第一戦は「国際親善鳩レース大会」。レーサー達の奮闘を期待します!
八郷国際ダービー400K ベストテン序列
順位 | 鳩舎名 | 鳩番号 | 記録時間 | 分速 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 守屋千賀子 | 19MA06514 | 12:18:36.7 | 1306.472 | 足立 |
2位 | 福井 幸治 | 19DA16297 | 12:18:38.2 | 1306.329 | 賛助会員 |
3位 | 時田 等 | 19LB08656 | 12:18:38.7 | 1306.329 | 木更津東 |
4位 | 須田 明雄 | 19DA06874 | 12:18:41.2 | 1306.114 | 賛助会員 |
5位 | 島田 成人 | 19EE08906 | 12:19:02.5 | 1304.610 | 新西陵 |
6位 | 中山 俊紀 | 19VV01727 | 12:20:00.7 | 1300.475 | 岡山 |
7位 | 西田 満 | 19OK16205 | 12:20:02.2 | 1300.333 | 三陸 |
8位 | 松本 良三 | 19SB04127 | 12:20:12.7 | 1299.623 | 三重第四 |
9位 | 丹羽 武 | 19DA11359 | 12:20:14.2 | 1299.481 | 賛助会員 |
10位 | 田村 和哉 | 19HL07372 | 12:20:15.7 | 1299.410 | 埼玉東部 |
〈優勝鳩の血統〉
19MA06514 BCW 守屋博司鳩舎 作出 守屋千賀子鳩舎 委託(足立)
*秋200K690位、春200K584位、300K639位

父 | 祖父 |
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15MA01330 BC 守屋博司 作 16年八郷・ダービー400K優勝 |
10-81925 守屋 作 エジンバラ系 |
祖母 | |
“エジンバラ3世号” 11LK17806 守屋 作 “エジンバラ号”直仔×娘 |
母 | 祖父 |
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13MA05251 BC 守屋博司 作 1/2エジンバラ系 14年八郷・200K4位、300K優勝 同腹/ 八郷・オータムカップ200K6位 オリエンタルカップ700K24位 直仔/17年八郷・国際ダービー400K22位、24位 |
09LK07696 “エジンバラ号”の孫 300K7位、400K9位、500K9位、700K14位他 |
祖母 | |
01-76760 (10年生) “ナインブロック号” (1000K9回)ד風見CH号” |

2位鳩「19DA16297」

3位鳩「19LB08656」

帰還後のレーサー達