「哀しみの東京大空襲供養式」。一門で伝え続ける戦争の惨禍

このコーナーでは、レース鳩や当協会に関する、会員の皆様から寄せられた事柄やマスメディアで紹介された事柄など、様々な情報をご提供します。

東京都・上野にある当日本鳩レース協会に隣接する、東叡山寛永寺の塔頭「現龍院墓地」。ここに72年前の悲劇、東京大空襲の犠牲者の碑「哀しみの東京大空襲」が建立されており、毎年、惨禍が起こった3月9日に供養式が執り行われています。

発願者は、落語家の初代・林家三平さんの妻で、エッセイストの海老名香葉子さん(83)。海老名さんは小学5年生の時、父、母、祖母、長兄、次兄、弟の家族6人を亡くされたそうです。

東京都には戦争や災害の慰霊碑として、墨田区に「東京都慰霊堂」がありますが、こちらは元々、関東大震災の身元不明の遺骨を納めた慰霊堂で、1948年より東京大空襲の身元不明者の遺骨も納めて、犠牲者の霊を合祀したもの。海老名さんは「東京大空襲で亡くなられた犠牲者の碑をなんとかつくりたい」との思いから、2005年、東京・上野に「悲しみの東京大空襲」、「時忘れじの塔」と二つの碑を建立しました。

林家一門の精神的支柱でもあるおかみさんの切なる思いに、正蔵さん、三平さんといったご家族はもちろん、一門のお弟子さん達も朝からお手伝いに励んでいます。

海老名さんは「今朝、生後3か月の孫に手を振って見送られ、家を出て参りました。私も年齢が80歳を超えましたが、孫や若い人たちに頑張っている姿を見せ、この想いを若い世代に引き継ぐことが、戦争で亡くなった方々への供養であると思っています」と話されています。

落語でも日常でも、平和でなければ、人は笑えないもの。戦争の惨禍がなくなり、笑顔が溢れる世の中が訪れて欲しいものですね。

年々、供養式への参列者は増えているようです。

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