長崎平和式典の放鳩責任者が、地元の福祉施設に寄付
このコーナーでは、レース鳩や当協会に関する、会員の皆様から寄せられた事柄やマスメディアで紹介された事柄など、様々な情報をご提供します。
72年前の8月9日、長崎県長崎市に原子爆弾が投下され、多くの犠牲者を生み出しました。現在、原爆犠牲者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈るため、同日に同市平和公園・平和祈念像前にて「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が、毎年挙行されています。
同式典では、平和の象徴として放鳩のセレモニーも行われており、当協会所属・筑後連盟の各連合会が協力しています。その放鳩責任者を務めているのが、久留米連合会の小湊 聡さん(63歳)です。放鳩に際しては、長崎被爆者団体より謝礼金(放鳩予算から経費を差し引いた残金)が支払われており、昨年、小湊さんはその謝礼にポケットマネー、シャンプーやボディソープを加え、自宅に近い福祉施設3軒へ寄贈し、感謝状を頂いたそうです。
この寄付のニュースが、今年6月の長崎新聞・ローカル面で紹介されました。小湊さんは「多くの人の支えがあっての放鳩。知人の協力もあって寄付ができました」とコメント。同連盟の三笘雅由連盟長も「小湊さんの寄付は、素晴らしい行為だと思います。連盟としても、共感するところが大きいですね」と話されています。
今回の善意溢れる寄付は、全国の愛鳩家の手本となる行動ですね。
(資料提供/三笘雅由 氏・久留米連合会)