捜査員もビックリ⁉「レース鳩を飼いたくて…」

秋田テレビ(5/27放送)より
このコーナーでは、レース鳩や当協会に関する、会員の皆様から寄せられた事柄やマスメディアで紹介された事柄など、様々な情報をご提供します。

今年5月、秋田県の大仙市で60代の男が他人の小屋から「あるもの」を盗んだとして、窃盗の疑いで逮捕されました。その男が盗んだ「あるもの」とは、なんと「レース鳩」!

この事件の顛末は、4月12日に大仙市にお住いの愛鳩家の小屋から4羽の鳩が盗まれたことに気づき、防犯カメラをセット。2週間後、映像を確認すると、再度訪れた泥棒が金網を切断している姿が映っていました。この69歳の無職の男は、「レース用の鳩を飼育したかった」と容疑を認めたそうです。

鳩レースの世界では、耳にすることもある窃盗事件ですが、一般社会では珍しい話のようで、5月27日、地元の秋田テレビのニュース番組で事件の詳細が報道されました。番組内では、地元の競合鳩舎として秋田連盟の後藤彰三さん(秋田連合会)も出演。「レースの時は空をずっと何時間も見ている。青空に1点の個体がスーッと小屋へ降りてくる。その瞬間はすごい涙が出ますよね」と鳩レースの魅力を紹介したほか、「毎日、えさをやって優勝したいという思いで、被害者の人は鳩を飼っていたと思う。自分だったら、ただ悔しい」と被害にあった方の思いも代弁していました。

今回の事件では、秋田県警の捜査員も「昔は(このような事件が)あったみたいだけど、こんな事件は経験したことがないな」、「さすがに初めてだ」と驚いていた様子。

今後、全国的に鳩レース人気が再び盛り上がって欲しいとは思いますが、万が一にもこのような事件が増えると困りますね。

秋田テレビ(5/27放送)より
番組に出演した後藤さん。

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