「2021年度 伊賀国際親善鳩レース大会400K」開催!

国際委託鳩舎レースでは、当協会が運営する2つの鳩舎(八郷鳩舎=茨城県石岡市、伊賀鳩舎=三重県伊賀市)にて、全国の会員の方から委託されたレース鳩のヒナを育てて(飼育・調教・訓練)、複数回の鳩レースを行っています。鳩の帰還コースは、八郷鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離900Kキロで北海道汐見から茨城県まで)、伊賀鳩舎が秋と春に北コースで6レース(最長距離600キロで秋田県小砂川から三重県まで/併催2レース)を実施しています。元来、鳩レースを行うのは、費用と手間のかかるもの。それを「ヒナの段階まででレースを楽しめる」という手軽さもあって、現在では毎年1万羽近くの応募があり、ヒナ鳩を預けるために抽選を行わなければならないほど、人気を博しています。

2021年度伊賀国際委託鳩舎シリーズ「国際親善鳩レース大会400Kレース」が、4月7日(水)に開催されました。

前レース「国際ウィナー&連合会対抗300K」から2週間のインターバル。放鳩地は、昨年と同じく新潟県出雲崎港で、実距離は 374.505キロメートル。参加238羽のレーサー達は、午前7時30分に放鳩され、伊賀鳩舎を目指しました。

なお本レースから、前回までのように個人委託、連合会委託、それぞれ序列を表示することはなく、共に順位を争うこととなります。

果たして、伊賀鳩舎上空へ帰還鳩が姿を現したのは、午後2時前。優勝の栄冠に輝いたのは、下総中央連合会が委託した「20LB09443」。記録時刻は13時52分0秒2でした。第2位には、なにわ連合会委託の「20XA06125」が入賞。このワンツーの2羽は、自動記録機の記録時刻も分速も同じとなっており、タッチの差で明暗が分かれたようです。なお第3位には、ワンツーから3秒遅れで、京都雅連合会が委託した「20XA12761」が入賞しています。

上位に優入賞された皆さん、誠におめでとうございました。その他、各レースのベストテン鳩舎は、以下をご参照ください。次のレースもレーサーの奮闘を期待しましょう!

※4/8PM17:00時点で、当日帰還79羽、翌日47羽。計126羽が帰還。

伊賀・国際親善鳩レース大会400Kベストテン序列

順位 鳩舎名 鳩番号 記録時間 分速 所属
1位 下総中央連合会 20LB09443  13:52:00.2 980.380m  
2位 なにわ連合会 20XA06125 13:52:00.2 980.380m  
3位 京都雅連合会 20XA12761  13:52:03.2 980.251m  
4位 青森中央連合会 20BA03708 13:52:09.2 979.995m  
5位 海老原富雄 20SA05462 13:53:35.2 976.333m 親和
6位 京都雅連合会 20XA11329 13:56:18.2 969.467m  
7位 米山 博文 20PB04144 13:56:20.2 969.383m 駿河北部
8位 和田 英幸 20DA02728 13:56:20.3 969.383m 賛助会員
9位 三重第三連合会 20SB01046 13:56:23.2 969.258  
10位 渦潮連合会 20WA00539 13:56:26.2 969.132m  

優勝鳩の血統

20LB09443 BC 山口習明鳩舎 作出 下総中央連合会 委託
* 連合会対抗200K171位、春200K連合会116位、連合会対抗300K63位
 全兄弟/17年伊賀国際サクセス200K298羽中2位
 全兄弟の直仔/19年八郷国際ウィナー300K1,384羽中10位

 
祖父
B11-6339705 B 
ナチュラルブリーディングステーション 作
B06-6263966 ディルク・ファンダイク 作
“ランボー”のライン
祖母
B09-6368815 B ディルク・ファンダイク 作
“ランボー”、“ブールジュ”、“カニバール”各ライン
祖父
B11-6339379 BC 
ナチュラルブリーディングステーション 作
“ランボー”、“カニバール”各近親
B08-6007642 ディルク・ファンダイク 作
祖母
B07-6400570 ディルク・ファンダイク 作

 

伊賀国際親善鳩レース大会400k第3位「20XA12761」

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