「2020年度 八郷オータムカップ200K」開催!

国際委託鳩舎レースでは、当協会が運営する2つの鳩舎(八郷鳩舎=茨城県石岡市、伊賀鳩舎=三重県伊賀市)にて、全国の会員の方から委託されたレース鳩のヒナを育てて(飼育・調教・訓練)、複数回の鳩レースを行っています。鳩の帰還コースは、八郷鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離900Kキロで北海道汐見から茨城県まで)、伊賀鳩舎が秋と春に北コースで6レース(最長距離600キロで秋田県小砂川から三重県まで/併催2レース)を実施しています。元来、鳩レースを行うのは、費用と手間のかかるもの。それを「ヒナの段階まででレースを楽しめる」という手軽さもあって、会員の皆さんから人気を博しています。

2020年度 八郷国際委託鳩舎シリーズの秋季プレレース「八郷オータムカップ200K」が、11月30日(土)に開催されました。

八郷国際委託鳩舎は、春季シーズンに200K~900Kまでの6レースをメインに開催されています。前年の秋に開催されるこのレースは、いわば前哨戦。今年委託された若鳩達にとっては初レースとなる一戦です。同レースの放鳩地は福島県南相馬市原町で、実距離は172.313キロメートル。今年の参加2569羽は、午前7時20分に放鳩されました。

トップ集団が帰還地の上空に姿を現したのは、午前9時30分前。一番手の入舎は午前9時25分台ですが、そこからわずか1分ほどの間に、150羽以上が入舎するという、いわゆる団子状態。ワンロフトの短距離レースは、同時間帯に多数の帰還鳩が入舎を争うため、非常に迫力のある帰還シーンとなり、見どころの一つでもあります。もちろん、優勝には運も必要となります。

帰還シーン
一斉に入舎口へ向かう

さて、栄えある優勝は山口幸子鳩舎(下総中央)委託の「19LB11774」。打刻時間は午前9時25分38秒、分速1371.555メートルで、見事に優勝を獲得しま0した。誠におめでとうございます。

また、当日の記録鳩は2422羽(100K、200Kは放鳩当日が記録)で、帰還率は約9割4分。後日を含め(放鳩3日目)、計2440羽が帰還という好レースとなりました。これからの舎外・訓練などで、さらに鍛えこまれたレーサー達によって、来春シーズンの熱戦が繰り広げられます。今後に期待しましょう!

なお、今レースのベストテンの結果は以下の通りです。

八郷オータムカップ200K ベストテン序列

順位 鳩舎名 鳩番号 記録時刻 分速 所属
1位 山口幸子 19LB11774 09:25:38 1371.555 下総中央
2位 韮塚昭夫 19DA02570 09:25:42 1370.827 賛助会員
3位 岩田芳明 19HL02675 09:25:44 1370.464 埼玉東部
4位 及川 茂 19MM02628 09:25:44 1370.464 新日本
5位 原 雅男 19DA04909 09:25:44 1370.464 賛助会員
6位 鳥山まどか 19YB05611 09:25:45 1370.282 福岡
7位 渡部典一 19DA04316 09:25:45 1370.282 賛助会員
8位 谷口英司 19DA05801 09:25:45 1370.282 賛助会員
9位 阿部貞雄 19OB20100 09:25:47 1369.919 岩沼
10位 新戸廣次 19KA37681 09:25:47 1369.919 埼玉

優勝鳩の血統

19LB11774 BC 山口習明鳩舎 作出 山口幸子鳩舎 委託(下総中央)

 
祖父
B12-6021718 B ナチュラル社・ブリーディングステーション 作
100%ヤンセン
B10-6355644
祖母
B10-6349467
祖父
14LH03750 BCW 03LH04489 BC 
姉/97年東日本稚内GN5,949羽中総合2位
“ゴールドサンバンサン”の孫×(モスキート系דド・アルジェントン”の孫)
祖母

05LH04951 BC
GN総合2位のライン×97年東日本稚内GN総合2位

第2位「19DA02570」
第3位「19HL02675」
帰還後のレーサー達

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連合会便り 埼玉東部連合会(埼群地区連盟)