鳩が重要なアイテム!映画「鳩(Pigeon)」
このコーナーでは、レース鳩や当協会に関する、会員の皆様から寄せられた事柄やマスメディアで紹介された事柄など、様々な情報をご提供します。
映画「万引き家族」(是枝裕和監督)が、10年ぶりに米国のアカデミー賞・外国語映画賞にノミネートされ、盛り上がりを見せる映画界。2年前の2016年、東京国際映画祭で上映された映画の中に、鳩が重要な役割を占めた映画「鳩(Pigeon)」がありました。
マレーシアを舞台にしたこの映画は、日本アカデミー賞も受賞している行定 勲監督が撮影。あらすじは、マレーシア・ペナン島で、ヘルパーたちに付き添われて暮らしながら、屋上の鳩舎で鳩を飼っている孤独な老人が、女性ヘルパーと心を通わせていき、老人の兄達が戦死した海辺へ行き、鳩を大空に放とうとする…といったもの。
実は行定監督は、子供の頃にレース鳩を飼っていたそうで、同映画のインタビューでは「僕は子供の頃、レース鳩を飼っていたことがあるんです。よく訓練された鳩は、裏切らない。信じていれば鳩は絶対戻って来る。道三郎(映画の主人公)は、日本の家族と離れて心を閉ざし、鳩しか信じられない。鳩は、平和のシンボルでもあるし、日本的でもある。信じる拠り所の表現として登場させました」と語っています。
愛鳩家にとっては、非常に興味深い映画。ぜひご家族と共にご覧になってはいかがでしょう。