第三十六回 鳩魂塔慰霊祭 挙行!

「第三十六回鳩魂塔慰霊祭」に参列した皆さん

東京都千代田区にある「靖國神社」。国事に殉じた英霊を祭るこの場所に「鳩と地球儀」と題した慰霊碑「鳩魂塔」があります。地球儀の上に鳩をあしらったこの銅像は、誠実な伝令として戦場で活躍した伝書鳩の霊を慰めるために、昭和57年9月、鳩魂塔奉賛会により奉納されました。以来、鳩魂塔奉賛会の主催で毎年、9月の祝日・敬老の日に慰霊祭が挙行されています。

今年の開催日は9月18日。今年で36回目を迎える式典には58名が参列し、神道に則った儀式で散華した軍鳩及び愛鳩達の魂を慰めました。

この鎮魂の想いは、来年、再来年と有志たちの手で引き継がれてゆくことでしょう。

また、慰霊祭後、同神社の敷地内にある「靖國会館」偕行の間で催されるのが、恒例の懇親会。年に一度の鳩魂塔慰霊祭は、参列者の皆さんにとって“愛鳩家の同窓会”といった位置づけになっており、懇親会で旧交を温めています。

まず懇親会の前に、今年5月に逝去された前・鳩魂塔奉賛会会長である安田治男 氏と日本鳩レース協会の専務理事を務められたこともある横地光夫 氏へ黙祷が捧げられました。その後、角界より常盤山親方の献杯発声で懇親会が始まります。

会場のあちらこちらでは鳩談義に花が咲き、和気あいあいとした雰囲気の宴席が続きます。宴もたけなわとなったところで、本年度のジャパンカップ総合9位に入賞した中村恵一 氏の音頭で中締め。萩原正美 鳩魂奉賛会運営委員が閉会の言葉を述べ、懇親会は幕を閉じました。

各々が名残を惜しみながら帰路につき、当日は散華した軍鳩・愛鳩に思いを馳せる良き一日となったようです。

神道に則った厳かな儀式
平和への祈りを込めた白鳩放鳩
慰霊祭の後、恒例である懇親会も開催

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