「2025年度 八郷日英親善200K」開催!

国際委託鳩舎レースでは、当協会が運営する2つの鳩舎(八郷鳩舎=茨城県石岡市、伊賀鳩舎=三重県伊賀市)にて、全国の会員の方から委託されたレース鳩のヒナを育てて(飼育・調教・訓練)、複数回の鳩レースを行っています。鳩の帰還コースは、八郷鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離900Kキロで北海道汐見から茨城県まで)、伊賀鳩舎が秋と春に北コースで6レース(最長距離600キロで秋田県小砂川から三重県まで/併催2レース)を実施しています。元来、鳩レースを行うのは、費用と手間のかかるもの。それを「ヒナの段階まででレースを楽しめる」という手軽さもあって、会員の皆さんから人気を博しています。

2025年度 八郷国際委託鳩舎シリーズの秋季レース「八郷日英親善200K」が、11月28日(木)に開催されました。

八郷国際委託鳩舎は、春季シーズン6レースをメインに開催されていますが、前年の秋に開催されるこのレースは、いわば前哨戦となります。今年、委託された若鳩達にとっては初レースとなる一戦。

同レースの放鳩地は福島県南相馬市原町で、実距離は172.313キロメートル。参加は2338羽となり、午前7時20分に放鳩されました。

持ち寄りの様子
当日の天気図

なお、八郷・伊賀の両鳩舎で行われるこのレースは「日英親善レース」と銘打たれ、それぞれ最高分速を記録したレーサーに、英国大使館の方から賞杯を賜ることが決定しております。

トップ集団が帰還地の上空に姿を現したのは、午前9時40分頃。ワンロフトの短距離レースは、同時間帯に多数の帰還鳩が入舎を争う展開が多く、非常に迫力のある帰還シーンとなります。また、多数の鳩が入舎口に殺到するため、優勝には運も必要となります。

トップは、韮塚昭夫鳩舎(賛助会員)委託の「24DA01418」が獲得。分速1190.829メートルでした。誠におめでとうございます。

また、当日の記録鳩は1871羽(100K、200Kレースは放鳩当日のみが記録)で、帰還率は約8割となっています。また、これから舎外・訓練などで、レーサー達は、さらに鍛えこまれます。来春シーズンの熱戦を期待しましょう!

なお、今レースのベストテンの結果は以下の通りです。

※同レースのライブ配信は以下のリンクから!

ライブ配信=https://youtube.com/live/wbx83cC0ySY

八郷日英親善200K ベストテン序列

順位 鳩舎名 鳩番号 羽色 分速 所属
1位
韮塚  昭夫
24DA01418
 
1190.829
賛助会員
2位
石田  秀雄
24DA09603
 
1186.189
賛助会員
3位
金本  雄貴
24KA02405
 
1185.911
ニュー東京
4位 加藤   博文
24BB06834
 
1185.642
能代中央
5位
牛久保康浩
24DA05621
 
1185.503
賛助会員
6位 山口   習明
24LB01791
 
1184.281
下総中央
7位 久保田和芳
24KA13043
 
1184.013
埼玉川越
8位
鈴木  重成
24OZ04045
 
1183.874
ニュー三陸
9位
佐藤  陽一
24OX04730
 
1183.468
福島北部
10位
広瀬  栄一
24MA02721
 
1182.794
新葛

優勝鳩の血統

24DA01418 B 韮塚昭夫鳩舎 作出・委託(賛助会員)

※しばらくお待ちください。
祖父
   
祖母
 
祖父
   
祖母
 

第2位「24DA09603」
第3位「24KA02405」

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連載3-31、日本鳩レース界の歴史