「2023年度 八郷国際チャンピオン900K」開催!

国際委託鳩舎レースでは、当協会が運営する2つの鳩舎(八郷鳩舎=茨城県石岡市、伊賀鳩舎=三重県伊賀市)にて、全国の会員の方から委託されたレース鳩のヒナを育てて(飼育・調教・訓練)、複数回の鳩レースを行っています。鳩の帰還コースは、八郷鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離900Kキロで北海道汐見から茨城県まで)、伊賀鳩舎が秋と春に北コースで6レース(最長距離600キロで秋田県小砂川から三重県まで/併催2レース)を実施しています。元来、鳩レースを行うのは、費用と手間のかかるもの。それを「ヒナの段階まででレースを楽しめる」という手軽さもあって、現在では毎年1万羽近くの応募があり、ヒナ鳩を預けるために抽選を行わなければならないほど、人気を博しています。

2023年度 八郷国際委託鳩舎シリーズの最終戦「八郷国際チャンピオン900K」が、5月2日(火)に開催されました。

さて、前レースの「八郷オリエンタルカップ700K」は、4月4日に開催。約1か月のインターバルで、十分な休養を取ったレーサー達は、最終、そして最大の難関であるこのレースに挑みます。

放鳩地は、北海道羽幌町汐見、放鳩時間は午前5時20分、参加115羽、実距離は919.809メートルです。今シーズン最終レース、どのようなドラマが生まれるでしょうか。

 
 
持ち寄りの様子

レーサーたちは、4月30日の午後3時頃に現地へ到着。給水・給餌は、放鳩までに3回。

放鳩日の天候は快晴。風は無風で、気温は1度くらい。人にとっては、手がかじかむほどの寒さでしたが、鳩にとっては、飛びやすい気候条件です。

第一関門である津軽海峡越えですが、現地の会員さんの目撃情報によると、午前8時40分には、レーサーの姿が確認できたそうで、非常に良いペースです。

なお、午前6時と午前9時の天気図は、以下の通り。

5/2午前6時の天気図
5/2午前9時の天気図

さて、トップ帰還の打刻は、なんと午後3時57分32秒7。優勝分速1442.762メートルで、木村怜哉鳩舎(賛助会員)が委託した「22DA05050」が、見事、栄冠を獲得しました。また第2位は、中島伸治鳩舎(三山)委託の「22JH02170」、第3位は元部吉秀鳩舎(賛助会員)委託の「22DA02128」でした。上位入賞された皆さん、誠におめでとうございます。

レース結果は、当日31羽、2日目28羽、3日目4羽と、計63羽が帰還!なんと帰還率5割超えの快挙を達成しました。委託者の皆様、スタッフの方々、おめでとうございました。

これにて2023年度の八郷国際鳩舎シリーズは、全て終了。また来シーズンのレースを楽しみにしています!

八郷国際チャンピオン900K 序列

順位 鳩舎名 鳩番号 記録時間 分速 所属
1位
木村 怜哉
22ÐA05050
15:57:32.7
1442.762
賛助会員
2位
中島 伸治
22JH02170
16:26:28.9
1380.128
三山
3位
元部 吉秀
22DA02128
16:30:24.4
1372.030
賛助会員
4位
橋本 義和
22KA19749
16:39:51.4
1352.959
埼玉幸手
5位
渡辺  稔
22MB01524
16:56:31.9
1320.584
6位
米山 博文
22PB01220
17:02:05.4
1310.114
駿河北部
7位
塩田  繁
22OH08858 
17:05:45.4
1303.307
石川
8位
大沢  進
22DA08275
17:13:48.4
1288.609
賛助会員
9位
倉林 和也
22DA04076 
17:13:51.4
1288.519
賛助会員
10位
水越 康治
22HF00365
17:15:26.7
1285.667
栃南

優勝鳩の血統

“ビックリバー八郷国際CH.050”
22DA05050 BC 大川友明鳩舎 作出 木村怜哉鳩舎 委託(賛助会員)
*400K224位、500K358位、700K40位 他

祖父
21RA01110 RC 永井貞義 作 “マラトンGN”
19RA01438 B 永井 作翔
21年北陸ブロック連盟GN1000K優勝・総合2位
祖母
“紅クイーン”
19RA01434 RCW 永井 作翔
21年北陸ブロック連盟GP総合優勝
直仔/優入賞多数
祖父
20FF01376 BC ダイユウ・ロフト/大川友明 作
全兄弟/20年八郷300K8位、23年八郷500K266位
“サン・プリムス号”
B17-3036692 B E・デプレ作
17年プリムスインターパレス1位×”ピレネール”の娘
祖母
“ビックリバーGN672”
12FF05672 BC 大川友明 作翔
14年羽越GN総合11位、15年同GN総合38位、16年同GN総合優勝
“バルセロナランボー”孫×09年秋Rg総合優勝

八郷国際CH900K第2位「22JH02170
八郷国際CH900K第3位「22DA02128

〈八郷国際チャンピオン900Kとは〉
八郷国際CH900Kレースは、関東三大広域長距離レースの一つ「東日本チャンピオンレース」と併催されています。委託鳩舎レースでありながら、東日本CHレースの序列にも組み込まれるため、上位入賞すれば、歴史と伝統を持つ広域長距離レース「東日本CH」での総合優入賞も可能。そのため、八郷国際委託鳩舎シリーズの中でも、委託者の皆さんからも一番の人気を誇り、多くの委託者の方が同レースへの参加を目指しています。

また、八郷国際鳩舎が設立されて以来、夢であり目標となっているのが、東日本CHレースでの総合優勝。過去の東日本CH序列において、八郷国際鳩舎の最高成績は、11年度&12年度のダブル開催(※11年は震災のため、レース中止。前年の委託鳩も翌年にレースが行われた)となった鈴木茂行鳩舎作出・委託「10MB05928」(※11年度委託鳩で優勝)が記録した総合6位となっています。

帰還シーン1
帰還シーン2
帰還シーン3
帰還後のレーサー

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