「2023年度 八郷国際チャンピオン900K」開催!
2023年度 八郷国際委託鳩舎シリーズの最終戦「八郷国際チャンピオン900K」が、5月2日(火)に開催されました。
さて、前レースの「八郷オリエンタルカップ700K」は、4月4日に開催。約1か月のインターバルで、十分な休養を取ったレーサー達は、最終、そして最大の難関であるこのレースに挑みます。
放鳩地は、北海道羽幌町汐見、放鳩時間は午前5時20分、参加115羽、実距離は919.809メートルです。今シーズン最終レース、どのようなドラマが生まれるでしょうか。
持ち寄りの様子
レーサーたちは、4月30日の午後3時頃に現地へ到着。給水・給餌は、放鳩までに3回。
放鳩日の天候は快晴。風は無風で、気温は1度くらい。人にとっては、手がかじかむほどの寒さでしたが、鳩にとっては、飛びやすい気候条件です。
第一関門である津軽海峡越えですが、現地の会員さんの目撃情報によると、午前8時40分には、レーサーの姿が確認できたそうで、非常に良いペースです。
なお、午前6時と午前9時の天気図は、以下の通り。
5/2午前6時の天気図
5/2午前9時の天気図
さて、トップ帰還の打刻は、なんと午後3時57分32秒7。優勝分速1442.762メートルで、木村怜哉鳩舎(賛助会員)が委託した「22DA05050」が、見事、栄冠を獲得しました。また第2位は、中島伸治鳩舎(三山)委託の「22JH02170」、第3位は元部吉秀鳩舎(賛助会員)委託の「22DA02128」でした。上位入賞された皆さん、誠におめでとうございます。
レース結果は、当日31羽、2日目28羽、3日目4羽と、計63羽が帰還!なんと帰還率5割超えの快挙を達成しました。委託者の皆様、スタッフの方々、おめでとうございました。
これにて2023年度の八郷国際鳩舎シリーズは、全て終了。また来シーズンのレースを楽しみにしています!
八郷国際チャンピオン900K 序列
順位 | 鳩舎名 | 鳩番号 | 記録時間 | 分速 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|
1位 |
木村 怜哉 |
22ÐA05050 |
15:57:32.7 |
1442.762 |
賛助会員 |
2位 |
中島 伸治 |
22JH02170 |
16:26:28.9 |
1380.128 |
三山 |
3位 |
元部 吉秀 |
22DA02128 |
16:30:24.4 |
1372.030 |
賛助会員 |
4位 |
橋本 義和 |
22KA19749 |
16:39:51.4 |
1352.959 |
埼玉幸手 |
5位 |
渡辺 稔 |
22MB01524 |
16:56:31.9 |
1320.584 |
鳳 |
6位 |
米山 博文 |
22PB01220 |
17:02:05.4 |
1310.114 |
駿河北部 |
7位 |
塩田 繁 |
22OH08858 |
17:05:45.4 |
1303.307 |
石川 |
8位 |
大沢 進 |
22DA08275 |
17:13:48.4 |
1288.609 |
賛助会員 |
9位 |
倉林 和也 |
22DA04076 |
17:13:51.4 |
1288.519 |
賛助会員 |
10位 |
水越 康治 |
22HF00365 |
17:15:26.7 |
1285.667 |
栃南 |
優勝鳩の血統
“ビックリバー八郷国際CH.050”
22DA05050 BC 大川友明鳩舎 作出 木村怜哉鳩舎 委託(賛助会員)
*400K224位、500K358位、700K40位 他
父 | 祖父 |
---|---|
21RA01110 RC 永井貞義 作 | “マラトンGN” 19RA01438 B 永井 作翔 21年北陸ブロック連盟GN1000K優勝・総合2位 |
祖母 | |
“紅クイーン” 19RA01434 RCW 永井 作翔 21年北陸ブロック連盟GP総合優勝 直仔/優入賞多数 |
母 | 祖父 |
---|---|
20FF01376 BC ダイユウ・ロフト/大川友明 作 全兄弟/20年八郷300K8位、23年八郷500K266位 |
“サン・プリムス号” B17-3036692 B E・デプレ作 17年プリムスインターパレス1位×”ピレネール”の娘 |
祖母 | |
“ビックリバーGN672” 12FF05672 BC 大川友明 作翔 14年羽越GN総合11位、15年同GN総合38位、16年同GN総合優勝 “バルセロナランボー”孫×09年秋Rg総合優勝 |
〈八郷国際チャンピオン900Kとは〉
八郷国際CH900Kレースは、関東三大広域長距離レースの一つ「東日本チャンピオンレース」と併催されています。委託鳩舎レースでありながら、東日本CHレースの序列にも組み込まれるため、上位入賞すれば、歴史と伝統を持つ広域長距離レース「東日本CH」での総合優入賞も可能。そのため、八郷国際委託鳩舎シリーズの中でも、委託者の皆さんからも一番の人気を誇り、多くの委託者の方が同レースへの参加を目指しています。
また、八郷国際鳩舎が設立されて以来、夢であり目標となっているのが、東日本CHレースでの総合優勝。過去の東日本CH序列において、八郷国際鳩舎の最高成績は、11年度&12年度のダブル開催(※11年は震災のため、レース中止。前年の委託鳩も翌年にレースが行われた)となった鈴木茂行鳩舎作出・委託「10MB05928」(※11年度委託鳩で優勝)が記録した総合6位となっています。