2023年度 「八郷国際ダービー400K」開催!

国際委託鳩舎レースでは、当協会が運営する2つの鳩舎(八郷鳩舎=茨城県石岡市、伊賀鳩舎=三重県伊賀市)にて、全国の会員の方から委託されたレース鳩のヒナを育てて(飼育・調教・訓練)、複数回の鳩レースを行っています。鳩の帰還コースは、八郷鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離900Kキロで北海道汐見から茨城県まで)、伊賀鳩舎が秋と春に北コースで6レース(最長距離600キロで秋田県小砂川から三重県まで/併催2レース)を実施しています。元来、鳩レースを行うのは、費用と手間のかかるもの。それを「ヒナの段階まででレースを楽しめる」という手軽さもあって、現在では毎年1万羽近くの応募があり、ヒナ鳩を預けるために抽選を行わなければならないほど、人気を博しています。

八郷国際委託鳩舎シリーズの春季第3戦、「八郷国際ダービー400K」が、2月27日(月)に開催されました。

前レース「国際ウィナー300K」から約2週間のインターバル。コンディションを整えたレーサー達は、放鳩地・岩手県盛岡市から、午前7時50分に参加820羽が一斉に放たれました。実距離は396.645キロメートルです。

当日の天気図
 
持ち寄りの様子

八郷上空にレーサーが姿を現したのは、午後12時30分過ぎ。優勝を獲得したのは、横地光彦鳩舎(静岡県)委託の「22PA01917」。記録時刻は12時32分44秒1、優勝分速は1402.894メートルでした。また、第2位には、吉川謙二鳩舎(城東)委託「22MA00002」、第3位は大栗寅雄鳩舎(栃木)委託「22HF15951」が、それぞれ入賞しています。なお、ベストテン入賞は以下の通り。

 
帰還の模様

レース結果は、記録範囲内の翌日までに680羽が帰還。8割強の帰還率となりました。次のレースは、八郷のメインレース「国際親善鳩レース大会500K」。レーサーたちの奮闘に期待しましょう!

八郷国際ダービー400K ベストテン序列

順位 鳩舎名 鳩番号 記録時間 分速 所属
1位
横地 光彦
22PA01917
12:32:44.1
1402.894 
静岡県
2位
吉川 謙二
22MA00002
12:32:45.1
1402.812 
城東
3位
大栗 寅雄
22HF15951
12:32:49.1
1402.481
栃木
4位
高橋 和彦
22DA12702
12:32:49.1
1402.481
群馬中央北
5位
小山 元治
22XA08023
12:32:57.6
1401.820
京都雅
6位
古西 正二
22HA14027
12:37:50.6
1378.037
鹿島
7位
林  正幸
22DA06911
12:37:53.1
1377.798
賛助会員
8位
田邉 保博
22XA14350
12:38:04.1
1376.921
紀泉
9位
今野 恵子
22OK12196
12:38:05.6
1376.841
水沢
10位
平野  勇
22DA01747
12:38:06.1
1376.762
賛助会員

〈優勝鳩の血統〉

“マウス八郷ダービー”
22PA01917 B 横地光彦鳩舎 作出・委託(静岡県)
*全兄弟/“ヨコチスピード号”(22年中部3地区桜花賞総合優勝)

祖父

“ふみ99” 
20ET00099 B 吉田哲夫 作

“ふみRg”
14ET05249 吉田 作
Rg400K総合優勝
祖母

“ふみクイーン”
13ET01902 B 吉田 作
15年東日本稚内GN1200K2,553羽中総合5位
14年東日本CH1000K連盟5位・E地区49位

祖父
18PA05803 B 横地光彦 作 “ゴールデンマウス”
06PA00448 B 横地 作
99年桜花賞1000K総合14位דマウス号”(96年農水賞600K1,365羽中総合優勝)
祖母
“マウス354”
11PA04354 B 伏見 修 作
12年中部3地区GP700K総合優勝
2位鳩「22MA00002」
3位鳩「22HF15951」
帰還後のレーサー達

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