「2024年度 伊賀オリエンタルカップ700K」開催!(速報)

「2024年度 伊賀オリエンタルカップ700K」放鳩地の風景
国際委託鳩舎レースでは、当協会が運営する2つの鳩舎(八郷鳩舎=茨城県石岡市、伊賀鳩舎=三重県伊賀市)にて、全国の会員の方から委託されたレース鳩のヒナを育てて(飼育・調教・訓練)、複数回の鳩レースを行っています。鳩の帰還コースは、八郷鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離900Kキロで北海道汐見から茨城県まで)、伊賀鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離1000キロで北海道余市から三重県まで/併催2レース)を実施しています。元来、鳩レースを行うのは、費用と手間のかかるもの。それを「ヒナの段階まででレースを楽しめる」という手軽さもあって、現在では毎年1万羽近くの応募があり、ヒナ鳩を預けるために抽選を行わなければならないほど、人気を博しています。

2024年度伊賀国際委託鳩舎シリーズ「オリエンタルカップ700Kレース」が、4月14日(日)に開催されました。

前レース「国際親善鳩レース大会200K」から12日間のインターバル。放鳩地は、秋田県能代市、実距離は 686.343キロメートル。参加16羽のレーサー達は、午前6時に放鳩されました。

同レースは伊賀鳩舎の他、三重連盟、東海連盟、濃尾連盟の3連盟との合同放鳩で開催されています。

4/14午前6時の天気図
4/15午前6時の天気図

持ち寄りは4月12日の午後4時頃からに行われ、輸送経路は午後7時頃から三重県松坂市、津市、鈴鹿市、桑名市で三重連盟のレーサー、愛知県蟹江市で東海連盟のレーサー、一宮市で濃尾連盟のレーサーをそれぞれ積み込み、深夜12時30分頃に放鳩地を目指してしっっぱつしました。

 
 
持ち寄りの模様

放鳩地に到着したのは、翌日4月13日の午後1時頃。この日、2度の給餌を行い、4月14日朝に放鳩という運びになっています。

放鳩地の風景

同レースは、残念ながら当日帰還はなし。レーサーが伊賀上空に姿を現したのは、翌15日の朝の事でした。優勝を獲得したのは、大谷順一鳩舎(賛助会員)が委託した「23ÐA18789」。記録時刻は7時4分30秒85でした。また第2位には、下田勝幸鳩舎(鹿児島)委託の「23ÐA25995」が入賞しています。記録時刻は8時11分30秒27でした。

上位に優入賞された皆さん、誠におめでとうございました。

※4月16日(3日目)正午時点で2羽帰還!

伊賀・国際親善鳩レース大会400Kベストテン序列

順位 鳩舎名 鳩番号 記録時間 分速 所属
1位 大谷 順一 23DA18789 07:04:30.85   賛助会員
2位 下田 勝幸 23DA25995 08:11:27.96   鹿児島
3位          
4位          
5位          
6位          
7位          
8位          
9位          
10位          

優勝鳩の血統

※しばらくお待ちください。

 
祖父
   
祖母
 
祖父
   
祖母
 
第2位「23DA25995」
優勝鳩の帰還後の様子

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連載3-24、日本鳩レース界の歴史