「2023年度 八郷オリエンタルカップ700K」開催!

国際委託鳩舎レースでは、当協会が運営する2つの鳩舎(八郷鳩舎=茨城県石岡市、伊賀鳩舎=三重県伊賀市)にて、全国の会員の方から委託されたレース鳩のヒナを育てて(飼育・調教・訓練)、複数回の鳩レースを行っています。鳩の帰還コースは、八郷鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離900Kキロで北海道汐見から茨城県まで)、伊賀鳩舎が秋と春に北コースで6レース(最長距離600キロで秋田県小砂川から三重県まで/併催2レース)を実施しています。元来、鳩レースを行うのは、費用と手間のかかるもの。それを「ヒナの段階まででレースを楽しめる」という手軽さもあって、現在では毎年1万羽近くの応募があり、ヒナ鳩を預けるために抽選を行わなければならないほど、人気を博しています。

2023年度 八郷国際委託鳩舎レースも、ついにラスト2レース。4月4日(火)に「八郷オリエンタルカップ700K」が開催されました。

同レースは、北海道からの放鳩となり、津軽海峡を越えるレースとなります。いわゆる“海越えレース”で、委託鳩達にとって初めて海上を飛ぶことになります。海上には強風が吹くこともあり、方向判定の指標となるであろう建物もないため、レーサー達にとって、厳しい状況となります。

今レースは、前回の「八郷国際親善鳩レース大会500K」からインターバルは24日。放鳩地の北海道白老より午前7時00分に放鳩。実距離712.912キロを翔破すべく、参加531羽は、いざ茨城県八郷を目指します。

トップレーサーが八郷上空に現れたのは、午後5時頃。記録時刻午後5時00分13秒2で、松戸東部連合会の武田孝幸鳩舎が委託した「22ⅬC08930」。優勝分速は1187.758メートルで栄冠を獲得しました。第2位は、ニュー薩摩連合会の池田 清鳩舎が委託した「22YH10324」。分速は1164.762メートル、また第3位には分速1164.445メートルで、ニュー盛岡連合会の小原 悟鳩舎が委託した「22ОK04118」が入賞しています。その他の上位入賞は下記をご参照ください。

結果、当日の日の入り18時3分の時点で、19羽が帰還!記録範囲内帰還の4日目までに112羽でした。

次回はいよいよ、八郷国際委託鳩舎の今シーズンの集大成となるチャンピオンレース900Kになります。レーサー達の益々の活躍を期待したいですね!

八郷オリエンタルカップ700K ベストテン序列

順位 鳩舎名 鳩番号 記録時間 分速 所属
1位
武田 孝幸
22LC08930
17:00:13.2
1187.758
松戸東部
2位
池田  清
22YH10324
17:12:04.7
1164.762
ニュー薩摩
3位
小原  悟
22OK04118
17:12:14.7
1164.445
ニュー盛岡
4位
國枝  豊
22HR00550
17:12:30.7
1163.938
石岡中央
5位
伊桜 大介
22MM01715
17:20:28.2
1148.993
新日本
6位
吉野 欽三
22KA12416
17:24:38.2
1141.329
埼玉三芳
7位
永野 寿春
22DA03481
17:26:16.7
1138.352
賛助会員
8位
金子 利雄
22KA27963
17:27:27.2
1136.205
埼玉
9位
武田 信彦
22OB06936 
17:27:32.7
1136.054
仙台南部
10位
内久根聖文
22PB02461
17:38:06.7
1117.242
駿河東部

優勝鳩の血統

※しばらくお待ちください。

前へ

「2023年度 伊賀国際チャンピオン700K」開催!

次へ

2023年春季レジョナルレース 北海道ブロック連盟(2連盟)