「第30回 レース鳩帰還率賞」 各クラス全国ベストスリー発表!

「レース鳩帰還率賞」とは、失踪率が高い鳩レースにおいて、愛鳩精神をもって高帰還率を目指す視点で制定された賞です。対象レースは、春季レジョナルと地区ナショナルの2レース。各レースの参加羽数が10羽以上の鳩舎で競われ、各レースにおいて、ゴールドクラス(参加31羽以上)、シルバークラス(参加30羽以下)の2クラスに区分されています。

「レース鳩帰還率賞」が誕生したのは、1990年。「公益財団法人 山階鳥類研究所」の発案により、「愛鳩精神をもって迷い鳩の減少に努力し、高帰還率の成績を収めた鳩舎を表彰する」ことを目的に制定され、今回で第30回を迎えます。

鳩レースとは「鳩を自鳩舎へ速く帰すこと」を目標としていますが、それにはもちろん、飼い主の「鳩を帰還させる力」自体が必要となるため、この賞は競翔力の基礎となるタイトルといえるでしょう。実際、同賞のタイトルホルダーには、全国タイトルの常連組や各地の強豪鳩舎の名前が多数みられます。

同賞の対象は、春季レジョナルと地区ナショナルの2レースで、各レースで参加羽数別に2クラスが設定され、帰還率の優劣で全国ベストスリーが決定します。各クラスはゴールドクラス(参加31羽以上)とシルバークラス(参加30羽以下)に分けられ、1位が最高帰還率賞、2位・3位は高帰還率賞となります。なお、帰還率が同じ場合、参加羽数が多い鳩舎、参加羽数も同じ場合、距離が長い鳩舎が上位となります。

さて今年の同賞のタイトルですが、春季Rg・ゴールドクラス全国最高帰還率賞は、千葉東連盟・北総連合会の渡辺惣次鳩舎、シルバークラス全国最高帰還率賞が、坂東野州連盟・桐生連合会の天川吉多郎鳩舎。地区N・ゴールドクラス全国最高帰還率賞は、東京多摩連盟・多摩東部連合会の本橋博美鳩舎、シルバークラス全国最高帰還率賞が北陸北連盟・高岡連合会の塚原光修鳩舎となりました。

このタイトル獲得は、受賞鳩舎はもちろん、連盟の競翔・放鳩のスタッフの皆さんの努力の賜物ともいえます。タイトルホルダーとなった皆さん、そして連盟役員の皆さん、本当におめでとうございました。

以下、各クラスのベストスリーと共に、成績を発表します。

「第30回 レース鳩帰還率賞」

〈春季Rg・ゴールドクラス全国最高帰還率賞&高帰還率賞〉

全国最高帰還率賞:渡辺惣次鳩舎(千葉東連盟・北総連合会)

順位 受賞者 所属 参加羽数 帰還羽数 帰還率 実距離
1 渡辺 惣次 北総 32羽 31羽 96.88% 481.291キロ
2 岡谷 順一 成田 50羽 48羽 96.00% 485.675キロ
3 浅野 文男 富山 57羽 52羽 91.23% 459.619キロ

 

〈春季Rg・シルバークラス全国最高帰還率賞&高帰還率賞〉

全国最高帰還率賞:天川吉多郎鳩舎(坂東野州連盟・桐生連合会)

順位 受賞者 所属 参加羽数 帰還羽数 帰還率 実距離
1 天川吉多郎 桐生 23羽 23羽 100% 361.317キロ
2 垂見 安博 北星 19羽 19羽 100% 381.885キロ
3 四宮 浩利 成田 18羽 18羽 100% 477.966キロ

 

〈地区N・ゴールドクラス全国最高帰還率賞&高帰還率賞〉

全国最高帰還率賞:本橋博美鳩舎(東京多摩連盟・多摩東部連合会)

順位 受賞者 所属 参加羽数 帰還羽数 帰還率 実距離
1 本橋 博美 多摩東部 41羽 39羽 95.12% 578.564キロ
2 海老 利明 富山 34羽 31羽 91.18% 557.614キロ
3            

 

〈地区N・シルバークラス全国最高帰還率賞&高帰還率賞〉

全国最高帰還率賞:塚原光修鳩舎(北陸北連盟・高岡連合会)

順位 受賞者 所属 参加羽数 帰還羽数 帰還率 実距離
1 塚原 光修 高岡 12羽 12羽 100% 565.594キロ
2 吉野  茂 埼玉三芳 10羽 10羽 100% 699.752キロ
3 川崎 真也 平塚中央 20羽 19羽 95.00% 619.587キロ

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