2024年度 「八郷オリエンタルカップ700K」開催!(速報)

国際委託鳩舎レースでは、当協会が運営する2つの鳩舎(八郷鳩舎=茨城県石岡市、伊賀鳩舎=三重県伊賀市)にて、全国の会員の方から委託されたレース鳩のヒナを育てて(飼育・調教・訓練)、複数回の鳩レースを行っています。鳩の帰還コースは、八郷鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離900Kキロで北海道汐見から茨城県まで)、伊賀鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離1000キロで北海道余市から三重県まで/併催2レース)を実施しています。元来、鳩レースを行うのは、費用と手間のかかるもの。それを「ヒナの段階まででレースを楽しめる」という手軽さもあって、現在では毎年1万羽近くの応募があり、ヒナ鳩を預けるために抽選を行わなければならないほど、人気を博しています。

2023年度 八郷国際委託鳩舎レースも、ついにラスト2レース。4月10日(水)に「八郷オリエンタルカップ700K」が開催されました。

同レースは、北海道からの放鳩となり、津軽海峡を越えるレースとなります。いわゆる“海越えレース”で、委託鳩達にとって初めて海上を飛ぶことになります。海上では風が舞ったり、強風が吹くこともあり、方向判定の指標となるであろう建物もないため、レーサー達にとって、厳しい状況となります。

今レースは、前回の「八郷国際親善鳩レース大会500K」からインターバルは25日。放鳩地の北海道白老より午前5時50分に放鳩。実距離712.912キロを翔破すべく、参加770羽は、いざ茨城県八郷を目指しました。

トップレーサーが八郷上空に現れたのは、午後3時20分頃。記録時刻午後3時20分15秒8で、石川連合会の塩田 繁鳩舎が委託した「23ОH05037」が栄冠を獲得しました。第2位は、木更津東連合会の大前俊一鳩舎が委託した「23LB02712」、第3位には秋田連合会の穂積 志鳩舎が委託した「23BB08555」が入賞しています。その他の上位入賞は下記の通り。

結果、当日帰還は173羽。記録範囲内の4日目までに130羽、5日目に2羽が帰還し、計305羽の帰還が見られました。

次回はいよいよ、八郷国際委託鳩舎の最終レース「国際チャンピオンレース900K」になります。レーサー達の最後の踏ん張るりを期待したいですね!

八郷オリエンタルカップ700K ベストテン序列

順位 鳩舎名 鳩番号 記録時間 分速 所属
1位 塩田  繁 23OH05037 15:20:15.80   石川
2位 大前 俊一 23LB02712 15:20:52.24   木更津東
3位 穂積  志 23BB08555 15:39:14.34   秋田
4位 足立 敏夫 23RB00709 15:39:57.06   京都府北部
5位 橘  正信 23OX00698 15:41:16.50   郡山
6位 坂本  弘 23HA00837 15:41:42.10   常陸小川
7位 京角 裕子 23MK03072 15:43:16.35   東京湖南
8位 関   毅 23LC05102 15:50:01.96   岩井
9位 比留川道夫 23ET02510 15:50:18.58   西湘
10位 古里 治優 23XA11637 15:51:09.93   京都雅

優勝鳩の血統

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