2022年度 「八郷国際ダービー400K」開催!
国際委託鳩舎レースでは、当協会が運営する2つの鳩舎(八郷鳩舎=茨城県石岡市、伊賀鳩舎=三重県伊賀市)にて、全国の会員の方から委託されたレース鳩のヒナを育てて(飼育・調教・訓練)、複数回の鳩レースを行っています。鳩の帰還コースは、八郷鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離900Kキロで北海道汐見から茨城県まで)、伊賀鳩舎が秋と春に北コースで6レース(最長距離600キロで秋田県小砂川から三重県まで/併催2レース)を実施しています。元来、鳩レースを行うのは、費用と手間のかかるもの。それを「ヒナの段階まででレースを楽しめる」という手軽さもあって、現在では毎年1万羽近くの応募があり、ヒナ鳩を預けるために抽選を行わなければならないほど、人気を博しています。
八郷国際委託鳩舎シリーズの春季第3戦、「八郷国際ダービー400K」が、3月4日(金)に開催されました。
前レース「国際ウィナー300K」から約2週間とたっぷりのインターバル。コンディションを整えたレーサー達は、放鳩地・岩手県盛岡市から、午前8時15分に参加778羽が一斉に放たれました。実距離は396.645キロメートルです。
当日の天気図
八郷上空にレーサーが姿を現したのは、午後1時40分過ぎ。優勝を獲得したのは、近部三男鳩舎(大田原)委託の「21HE02718」。記録時刻は13時43分11秒9、優勝分速は1208.608メートルでした。また、第2位には、村上岩男鳩舎(賛助会員)委託「21DA07710」、第3位は新井 満鳩舎(宇都宮中央)委託「21HT02466」が、それぞれ入賞しています。なお、ベストテン入賞は以下の通り。
入賞鳩の帰還シーン
結果は、当日帰還が関が338羽、翌日帰還が146羽。記録範囲内帰還が計484羽でした。次は八郷のメインレース、「国際親善鳩レース大会500K」。レーサー達の激翔を期待しましょう。
八郷国際ダービー400K ベストテン序列
順位 | 鳩舎名 | 鳩番号 | 記録時間 | 分速 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|
1位 |
近部 三男 |
21HE02718 |
13:43:11.9 |
1208.608 |
大田原 |
2位 |
村上 岩男 |
21DA07710 |
13:46:36.9 |
1196.155 |
賛助会員 |
3位 |
新井 満 |
21HT02466 |
13:47:12.9 |
1193.995 |
宇都宮中央 |
4位 |
二星 卓哉 |
21VE01309 |
13:47:15.9 |
1193.815 |
東広島 |
5位 |
大塚 敏彦 |
21HA10575 |
13:56:04.4 |
1162.954 |
佐原 |
6位 |
船川 洋子 |
21KA00833 |
13:56:05 |
1162.898 |
埼玉 |
7位 |
三国 武志 |
21BA14285 |
13:56:05.9 |
1162.898 |
三戸 |
8位 |
小菅 茂 |
21HL08605 |
13:56:06 |
1162.841 |
ニュー埼玉東部 |
9位 |
八田 伸 |
21LB08320 |
13:56:06 |
1162.841 |
下総 |
10位 |
市瀬 春美 |
21DA13384 |
13:56:06.9 |
1162.841 |
賛助会員 |
〈優勝鳩の血統〉
21HE02718 BC 近部三男鳩舎作出・委託 (大田原)
*秋200K1117位、春200K1137位、300K502位
父 | 祖父 |
---|---|
20HE05639 BC 近部三男作 | 19DA00160 BC 日本鳩レース協会作 12年八郷国際CH900K2位(10年委託)の直仔 |
祖母 | |
18HE08211 B 近部作翔 19年JC900K連盟2位・2081羽中総合38位 |
母 | 祖父 |
---|---|
20HE05779 BC 近部三男作 | 18DA00320 B 日本鳩レース協会作 直仔/20年春Rg500K88位、地区N600K20位 一文字ロフト作(“バルセロナランボーⅡ”×”バルセロナキム”)×(日本鳩レース協会作(”恵ホープ212”×”ブラザー・キセキ”) |
祖母 | |
19DA00007 BC 日本鳩レース協会作 ”恵ホープ212”(10年八郷国際CH900優勝)×”ブラザー・キセキ”(16年八郷国際CH900優勝) |