「2023年度 八郷国際サクセス200K」開催!

国際委託鳩舎レースでは、当協会が運営する2つの鳩舎(八郷鳩舎=茨城県石岡市、伊賀鳩舎=三重県伊賀市)にて、全国の会員の方から委託されたレース鳩のヒナを育てて(飼育・調教・訓練)、複数回の鳩レースを行っています。鳩の帰還コースは、八郷鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離900Kキロで北海道汐見から茨城県まで)、伊賀鳩舎が秋と春に北コースで6レース(最長距離600キロで秋田県小砂川から三重県まで/併催2レース)を実施しています。元来、鳩レースを行うのは、費用と手間のかかるもの。それを「ヒナの段階まででレースを楽しめる」という手軽さもあって、現在では毎年1万羽近くの応募があり、ヒナ鳩を預けるために抽選を行わなければならないほど、人気を博しています。

2023年度の八郷国際委託鳩舎シリーズ、春季レースの初戦である「八郷国際サクセス200K」が、2月2日(木)に開催されました。

放鳩地は福島県南相馬市原町。参加1565羽が八郷の空へ向け放たれたのは、午前8時30分。第一陣が八郷の上空に姿を現したのは、放鳩から2時間余が過ぎた午前10時40分頃。短距離レースの醍醐味は、トップ帰還の集団が上空を旋回する間に、第2陣、第3陣の帰還鳩が合流し、数百羽のレーサー達が空を舞う姿。毎回、圧巻の光景が繰り広げられます。

持ち寄りの様子
コンテナに鳩を入れる

短距離レースでは多くのレーサー達が、一斉に入舎口へ飛び込むことが多いため、僅差で序列が決まるケースが多々あります。そこで、優勝するには運も必要となりますが、今レースでは、ベストスリーが9秒差で勝敗を決することになりました。

 
帰還の様子

優勝の栄冠を手にしたのは、古西正二鳩舎委託(鹿島)の「22HA14019」。記録時刻は午前10時40分22秒6、優勝分速1321.757mでした。第2位は吉川謙二鳩舎委託(城東)の「22MA00002」(記録時間午前10時40分24秒6)、第3位が富野次夫鳩舎委託(埼玉草加)の「22KA25826」(記録時間午前10時40分33秒6)となっています。上位入賞の皆さん、誠におめでとうございました。また、当レースは記録範囲内帰還が1198羽でした。

なお、ベストテン入賞を、以下にご紹介します。

※ユーチューブのライブ解説の配信は、下記のリンクからご覧ください。

https://youtu.be/hmkc_lpWZWs

八郷国際サクセス200K ベストテン序列

順位 鳩舎名 鳩番号 記録時間 分速 所属
1位
古西 正二
22HA14019
10:40:22.6
1321.757
鹿島
2位
吉川 謙二
22MA00002
10:40:24.6
1321.419
城東
3位
富野 次夫
22KA25826
10:40:33.6
1319.900
埼玉草加
4位
今井  亘
22MB06704
10:41:08.6
1314.029
多摩中央
5位
石田 秀雄
22DA09545
10:41:30.6
1310.365
賛助会員
6位
髙橋 高文
22DA11272
10:44:41.6
1279.394
賛助会員
7位
安田 良人
22BB04108
10:44:43.1
1279.077
男鹿
8位
柏田  隆
22OK03455
10:44:47.6
1278.444
ニュー盛岡
9位
大坂 晃三
22EE04120
10:44:47.6
1278.444
西陵
10位
荒井 秀代
22DA11571
10:44:49.6
1278.128
賛助会員

〈優勝鳩の血統〉

“テッペン”
22HA14019 BP 古西正二鳩舎 作出・委託(鹿島)

祖父
“ルディドリーム305”
19LK20305 BW 古西正二 作
“ルディ044” B G・ファンデナベール 作
“ルディ”直仔
異母兄弟/“スーパーロメオ”、“ニューブリクセム”
祖母
“ドリームガール”
B11-6244645 BWP
直仔/“スーパーガール”(18年日本AP賞全国2位、全国品評会総合二席)
孫/Rg総合優勝2羽、地区N総合優勝
“カウガール”(ブールジュN優勝他)の娘
祖父
“ブリクセンドリーム621”
21LK16621 B 古西正二 作
全兄弟/上記“スーパーガール”
“ブリクセム1”
NL11-1912561 ヤン・ホーイマンス 作
半兄弟/“ハリー(” WHZB長距離NエースP賞1位他)
祖母
“ドリームガール”(上記)
第2位「22MA00002 」
第3位「22KA25826」
帰還後のレーサー達

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