第34回「レース鳩帰還率賞」各クラス全国ベストスリー発表!

「レース鳩帰還率賞」とは、失踪率が高い鳩レースにおいて、愛鳩精神をもって高帰還率を目指す視点で制定された賞です。対象レースは、春季レジョナルと地区ナショナルの2レース。各レースの参加羽数が10羽以上の鳩舎で競われ、各レースにおいて、ゴールドクラス(参加31羽以上)、シルバークラス(参加30羽以下)の2クラスに区分されています。

「レース鳩帰還率賞」が誕生したのは、1990年。「公益財団法人 山階鳥類研究所」の発案により、「愛鳩精神をもって迷い鳩の減少に努力し、高帰還率の成績を収めた鳩舎を表彰する」ことを目的に制定されました。

鳩レースとは「鳩を自鳩舎へ速く帰すこと」を目標としていますが、それにはもちろん、飼い主の「鳩を帰還させる力」自体が必要となるため、この賞は競翔力の基礎となるタイトルといえるでしょう。実際、同賞のタイトルホルダーには、全国タイトルの常連組や各地の強豪鳩舎の名前が多数みられます。

同賞の対象は、春季レジョナルと地区ナショナルの2レースで、各レースで参加羽数別に2クラスが設定され、帰還率の優劣で全国ベストスリーが決定します。各クラスはゴールドクラス(参加31羽以上)とシルバークラス(参加30羽以下)に分けられ、1位が最高帰還率賞、2位・3位は高帰還率賞となります。なお、帰還率が同じ場合、参加羽数が多い鳩舎、参加羽数も同じ場合、距離が長い鳩舎が上位となります。

さて今年の同賞のタイトルですが、春季Rg・シルバークラス全国最高帰還率賞が、東坂東連盟・真岡連合会の川澄住夫鳩舎。ゴールドクラス全国最高帰還率賞は、茨城連盟・茨城西連合会の藤井博愛鳩舎、地区N・シルバークラス全国最高帰還率賞が秋田連盟・男鹿連合会の長岡国二鳩舎。ゴールドクラス全国最高帰還率賞は、東京多摩連盟・多摩東部連合会の本橋博美鳩舎となりました。

このタイトル獲得は、受賞鳩舎はもちろん、連盟の競翔・放鳩のスタッフの皆さんの努力の賜物ともいえます。タイトルホルダーとなった皆さん、そして連盟役員の皆さん、本当におめでとうございました。

以下、各クラスのベストスリーと共に、成績を発表します。

「第34回 レース鳩帰還率賞」

〈春季Rg・シルバークラス全国最高帰還率賞&高帰還率賞〉

全国最高帰還率賞:川澄住夫鳩舎(東坂東連盟・真岡連合会)

 
順位 受賞者 所属 参加羽数 帰還羽数 帰還率 実距離
1 川澄 住夫 真  岡 30羽 30羽 100.00% 498.877キロ
2 稲葉 利男 関東南部 15羽 15羽 100.00% 520.202キロ
3 笠原 源二 群  馬 15羽 15羽 100.00% 395.775キロ

〈春季Rg・ゴールドクラス全国最高帰還率賞&高帰還率賞〉

全国最高帰還率賞:藤井博愛鳩舎(茨城連盟・茨城西連合会)

 
順位 受賞者 所属 参加羽数 帰還羽数 帰還率 実距離
1 藤井 博愛 茨城西 83羽 83羽 100.00% 373.702キロ
2 小田 義光 埼玉北辰 57羽 57羽 100.00% 455.844キロ
3 矢口  忠 常陸小川 67羽 66羽 98.51% 379.265キロ

〈地区N・シルバークラス全国最高帰還率賞&高帰還率賞〉

全国最高帰還率賞:長岡国二鳩鳩舎(秋田連盟・男鹿連合会)

 
順位 受賞者 所属 参加羽数 帰還羽数 帰還率 実距離
1 長岡 国二 男  鹿 28羽 28羽 100.00% 635.413キロ
2 和田 兼一 秋  田 28羽 28羽 100.00% 632.945キロ
3 松原  修 富  山 19羽 19羽 100.00% 568.785キロ

〈地区N・ゴールドクラス全国最高帰還率賞&高帰還率賞〉

全国最高帰還率賞:本橋博美鳩舎(東京多摩連盟・多摩東部連合会)

 
順位 受賞者 所属 参加羽数 帰還羽数 帰還率 実距離
1 本橋 博美 多摩東部 34羽 34羽 100.00% 564.012キロ
2 大坊 守雄 秋  田 85羽 85羽 97.65% 630.647キロ
3 小林 正人 33羽 30羽 90.91% 564.424キロ

 

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