「2017年度 八郷国際チャンピオン900K」開催!

北海道羽幌町汐見からの放鳩シーン
国際委託鳩舎レースでは、当協会が運営する2つの鳩舎(八郷鳩舎=茨城県石岡市、伊賀鳩舎=三重県伊賀市)にて、全国の会員の方から委託されたレース鳩のヒナを育てて(飼育・調教・訓練)、複数回の鳩レースを行っています。鳩の帰還コースは、八郷鳩舎が秋と春に北コースで7レース(最長距離900Kキロで北海道汐見から茨城県まで)、伊賀鳩舎が秋に西コースで6レース(最長距離500キロで山口県下関から三重県まで/併催2レース)を実施しています。元来、鳩レースを行うのは、費用と手間のかかるもの。それを「ヒナの段階まででレースを楽しめる」という手軽さもあって、現在では毎年1万羽近くの応募があり、ヒナ鳩を預けるために抽選を行わなければならないほど、人気を博しています。

2017年度 八郷国際委託鳩舎シリーズの最終戦「八郷国際チャンピオン900K」が、5月12日に開催されました。

4月5日開催の「八郷オリエンタルカップ700K」から、インターバルは約1か月強。放鳩予定日の5月11日に向け、コンディション調整や仕上げの調教など万全を期しての持ち寄りを行い、レーサー達を送り出しました。

同レースは、関東三大広域長距離レースの一つ「東日本チャンピオンレース」と併載で開催されるため、委託鳩舎レースでありながら、同レースの序列にも組み込まれます。すなわち、上位入賞すれば、歴史と伝統を持つ広域長距離レース「東日本CH」での総合入賞も夢ではありません。

実際、八郷国際鳩舎が設立されて以来、夢であり目標となっているのが「東日本CH総合優勝」です。これまでは、11年度&12年度のダブル開催(※11年は震災のため、レース中止。前年の委託鳩も翌年にレースが行われた)となった鈴木茂行鳩舎作出・委託「10MB05928」(※11年度委託鳩で優勝)が記録した総合6位が、東日本CHレースにおける八郷国際鳩舎の最高成績となっています。果たして、今年はどのような展開になったのでしょうか…。

放鳩地は、北海道羽幌町汐見。放鳩予定日は5月11日でしたが、現地の天候不順で1日の日延べ(※日延べとは放鳩延期のこと)となりました。今年の5月中旬は、全国的に天候が不順となり、放鳩予定日以降、どの地域も気象が安定せず、鳩レースにとっては非常に悪い条件が重なりました。もしこれ以上、日延べしたとしても、確実に天候が回復するとは限らず、またレーサー達の体力や予算面を考えると、日延べにも限界があります。競翔・放鳩に携わった皆さんは、苦渋の選択で今回の放鳩を決断されたと思われます。

さてレースはといえば、900Kの記録公認範囲内である5日目(5/16)までに帰還無し…。やはり鳩レースは、天候に大きく左右されるスポーツであるということを、改めて実感させられる結果となりました。

日の入りまで帰還鳩を待ったものの…。

過去の八郷国際チャンピオンレースの記録を見ると、06年の第43回大会も非常に厳しいレース展開となり、4日目に記録を見たものの、当時のレース規程により授賞無しとの結果があります(※記録の公認は公称距離900Kで5日目帰還までだが、当時の序列の決定は放鳩翌々日までの帰還だった。12年の第62回通常総会で範囲内の記録鳩で序列を組むことが承認されている)。今回は、初めての記録無しとなりました。

今年度の八郷国際委託鳩舎の最終レースは、非常に残念な結果に終わりました。しかしながら、すでに八郷の地には、来年度のシリーズへ挑戦する委託鳩達が、次々と集まりつつあります。また1年後、熱く燃え上がる素晴らしい鳩レースの戦いが繰り広げられることは間違いありません。翌年のレーサー達の健闘を祈り、今回は筆をおくこととします。

来年のこの時期、1羽でも多くのレーサー達が、北の大地から八郷の空まで、翔破できますように…。

“See You Again”

八郷国際チャンピオン900K 序列

※記録公認範囲内5日目までに帰還無し。

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